CloudTrailの料金で「$2.5 per GB for Ingestion-Bytes in US East (N. Virginia)」が計上されていたので何なのか調べてみた

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Billingを見ると、CloudTrailで珍しく料金が請求される見込みのため、不思議に思い調べてみました。

結論
  • CloudTrail Lake の料金

CloudTrailの料金について

CloudTrailの料金は以下に記載されています。

料金 - AWS CloudTrail | AWS

該当しそうなものを探すと、CloudTrail Lake の料金に該当してそうです。
1 GB 当たり 2.5 $であり、取り込みされた量(Ingestion)に対して課金されています 。以前に CloudTrail Lake を利用したことがあったので、利用状況にも合っています。

取り込みと保存
(料金には 7 年間のストレージ料が含まれています)
最初の 5 TB: GB あたり 2.5 USD
次の 20 TB: GB あたり 1 USD
25 TB 以上: GB あたり 0.5 USD
https://aws.amazon.com/jp/cloudtrail/pricing/

なお、CloudTrail Lake の料金について、以下を確認すると 「7 年以上保存することを選択した場合に課金される」と読めますが、CloudTrail Lake の保存期間の最大は 7 年です。
その場合のみ課金されるのもおかしいので、おそらく保存期間に関係なく課金されるのでしょう。

CloudTrail Lake では、7 年以上保存することを選択した場合、取り込んだデータの量、分析のためにスキャンしたデータの量、およびデータストレージに対して課金されます。

https://aws.amazon.com/jp/cloudtrail/pricing/

US East (N. Virginia)で計上されているのはなぜ?

CloudTrail Lake を利用する際、まずイベントデータストアを作成します。
デフォルトでは、イベントデータストアはアカウント内全てのリージョンのイベントを収集しますので、US Eastから収集されたIAMのイベントなどが計上されているのでしょうか。

CloudTrail は、イベントデータストアリソースをリソースが作成されたリージョンに保存しますが、デフォルトでは、データストア内の収集されたイベントはアカウント内のすべてのリージョンから集められています。オプションで、[Include only the current region in my event data store] (イベントデータストアに現在のリージョンのみを含める) を選択して、現在のリージョンでログに記録されたイベントのみを含めることができます。このオプションを選択しない場合、イベントデータストアにはすべてのリージョンからのイベントが含まれます。[Next] (次へ) をクリックします。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/awscloudtrail/latest/userguide/query-event-data-store.html

しかし、そうすると「$2.5 per GB for Ingestion-Bytes in ap-northeast-1」のように計上されていないのはなぜ?という疑問も出てきます。

明らかにおかしいので、おそらく誤りでしょう。
どうしても気になる方は、AWSサポートへの問い合わせをお勧めします。

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