Amazon Lightsail の WordPress Multisite を開始すると、特権管理者ユーザーがデフォルトで作成されています。
この特権管理者ユーザーはデフォルトの名前が割れておりセキュリティ上よろしくないので(ブルートフォースアタック)、このユーザーを削除して新規ユーザーを作成します。
手順的には、「新規ユーザー追加」後、「デフォルトユーザー削除」の流れです。
マルチサイトのWordPress全ての権限を持つユーザーのこと。
特権管理者はシングルサイトにはない権限グループ。
デフォルト特権管理者ユーザーでの操作
デフォルトの特権管理者ユーザーでWordPressにログインし、作業を行います。
個別サイトのダッシュボードではなく、サイトネットワーク管理のダッシュボードから、ユーザーを追加します。「新規追加」をクリック。

以下の画面に移るので、ユーザー名とメールアドレスを入力し、「ユーザーを追加」をクリック。

入力したメールアドレス宛にメールが届くので、長い方のリンクをクリックします。

以下画面に飛ぶので、新しいパスワードを設定します。私は表示されているパスワードをそのまま保存しました。

新規パスワードの保存が完了したので、元のサイトネットワーク管理者のダッシュボードに戻ります。ログインリンクをクリックすると新規ユーザーでログインできますが、まだ設定が終わっていないので今はログインしません。

新規作成した「testuser」をクリックします(添付した画像では「user」と入力していましたが、「testuser」で作成したとの認識でお願いします。)。

「特権管理者」にチェックを入れ、更新します。

これで新規作成したユーザーが特権管理者ユーザーになりました。しかし、個別サイトの管理者にはなっていないため、個別サイトの管理者にする設定を行います。
サイトをクリックし、タブ「ユーザー」から「ユーザーを追加」をクリックします。

これで新規追加した特権管理者ユーザーを、サイトの管理者に設定できました。
新規作成した特権管理者ユーザーでの操作
次は、デフォルトのユーザーを削除します。
デフォルトのユーザーからログアウトし、新規作成した特権管理者ユーザーでログインします。
そして、サイトネットワーク管理のダッシュボードから、デフォルトのユーザーを選択します。

特権管理者ユーザーの削除はできないので、特権管理者のチェックを外し、更新します。

デフォルトのユーザーを選択して、削除します。以下画像では「削除」表示がありませんが、矢印の箇所にドラッグすると「削除」が表示されるため、それをクリックします。
表示されない場合、左のチェックボタンにチェックを付して、「一括操作」のプルダウンから「削除」を選択し、「適用」をクリックすれば削除できます。

そのユーザーが所有している記事などを削除するか聞かれるので、新規に作成した特権管理者ユーザーに引き継がせ、削除を実行します。

以上でデフォルトの特権管理者ユーザーを削除し、新たな特権管理者ユーザーを作成できました。